仕事柄で、国際展示場で行われている電子書籍EXPOで楽天が発表した“kobo”をチェックしに行った帰り、外気のあまりの湿度に完全にやられました、管理人です~w
わたしの感触では、koboはコスパの高い商品だな、ということ。
軽い。そして、価格からイメージするほど安っぽくもない。
楽天ポイントバックがものすごい率なので、実質4980円というロープライスで購入できます!
機能も、フォントサイズ変更や文字間隔変更、ドッグイヤーなどのアノテーション共有、wifi対応、SNS連携など最低限ついているので、イマドキといえばイマドキです。
とはいえ、このデバイスは基本的には、シンプルに文字表示の書籍を読むのに適していると思いました。
E-inkを使っているために、どうしてもページ送りの際にリフレッシュが必要になるし、コミックなどのカラーページのグレースケール表示は苦手のようで、表示に時間がかかります。
ちょっと判別しにくい環境だったとはいえ、wifi連携のスピードも決して処理速度が速いということはなさそうでした。(つか、ぶっちゃけ遅い)
というわけで、koboはPC連携での書籍購入&インストールの用途がメインなんだろうと思います。
1度書籍をインストールしたら、インターネットにはアクセスせずに普通に紙の書籍を読み終えるような、そんな体験を提供してくれるのではないかと思いました。(※率直に言うと、スタンドアローン使用)
Tabletなど汎用商品とはちがう専用端末なので、割り切ったらそういう価値観でいいのかな、と思う一方で、そういう紙にきわめて近いところにいらっしゃるユーザーさんがどれだけ電子書籍に興味があるのだろうと、思わずにはいられません。
PC連携とか、フツーにできない人がてんこ盛りですよね……たぶん?
書籍購入にはID/PWが必要だし、「ID/PWってなに?」「インターネット上にクレジットカード番号の入力なんて絶対イヤ」みたいな感じで、いろいろハードル高いよな~と思ったりします。
あと数年後には電子書籍がデフォルトになるかもしれませんが、今はまだ先進層だけしかアプローチできないと思うので、楽天さんにはマーケットを開拓するという気合いと根性で、採算云々にめげずにがんばっていただきたいです!
がんばれ、楽天!
今回の電子書籍EXPOでは、初日ふきんにAmazonがKindleのメルマガ登録を促したっきり、具体的な販売まで踏み込んだ話はありませんでしたが、USのソースによると7月末に新しいKindle Fireの発売が予定されているということなので、そこで日本上陸の正式なローンチが行われるのかな?と思うに至りました。
kindle fire |
つか、PR目線からすると、それが一緒じゃなくてどうすんの?!って感じ。
わたしは今は本はほとんど読まないので、ある意味超客観的な感じなのですが、電子書籍という市場が世の中を変えていけるのかという点では、興味があります。
きょう、電子書籍EXPOに行って、電子書籍の祭典なのに、紙の本の安売りをやってたりする出展ブースがてんこ盛りなのを見て、あらためて書籍の世界はクローズドな同業者の集まりで、同じ価値観を持つ同士の共生といえば聞こえはいいけれど、その反面、ぶっちゃけとーく、世の中のIT革新の流れにはついて行けない人たちの集まりなのだな、と思いました。
そういう業界を革新する可能性があるのはやっぱり、楽天やアマゾンという黒船なんじゃないか、と確信した次第です。
下克上ですね。
そういう意味で、今年の夏~秋は、電子書籍の動向に注目です!
★超時間の読書に向いているE-inkディスプレイ搭載のkobo★
|
0 件のコメント:
コメントを投稿