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2013年4月28日日曜日

FENDI UN ART AUTRE@東京芸術大学を見に行ってきた


東京芸術大学で開催されている「FENDI UN ART AUTRE」を見に行ってきました!
FENDI UN ART AUTRE
一流とはなんたるかを思い知らされる、すばらしい展示でした。

ファッションが好きでないかたにも、オススメのイベントです!
イベントそのものはそんなに大規模なものではないです。

これまで制作してきたファーを使った洋服と、そのパターンの紹介。関係者へのインタビュー、そして、簡易な工房と洋服の型紙などの展示などで、さっと見たら10分ぐらいで全部見られますw
FENDI UN ART AUTRE
ですが、じっくり見ると驚くほどいろいろな知識を得ることができると思います。

一番わかりやすいのは、毛皮の美しさ。 驚くほど密度が濃く、艶があります。

百万単位でお金が飛んでいくような毛皮のコートがどんなものなのか、間近で見ることなど滅多にないと思うので、それだけでも入場料を払って見る価値はあります。

それに気づくと今度は、その毛皮のコートを作るために恐ろしいほどの工程と技術がつぎ込まれていることがわかってきます。

人間の身体にフィットさせ、しかもファッション性を両立させるために、毛皮を小さなピースに裁断して、それを再構築するという、気が遠くなるほどの時間が一着のコートに注ぎ込まれているのです。

しかも、おそらくほどんど手作業w

ビデオに登場する作り手さんたちは、フリーハンドでいろんな作業をサクサクこなします。

パターン起こすのにCADとか使わないんだね……とぶっちゃけ思いました。

これぞ、クラフトマンシップの真髄といえましょう!

Gucciのイベントでも思ったのですが、こういうハイクラスのブランドで働く人たちは、ほんとうにキラキラしていて、カッコイイです!

自分たちが超一流の仕事をしているという自覚と自信にあふれている。

伝統を守り、かつ最先端を行く覚悟があることがうかがい知れます。

こういう世界があることをいったん知ってしまったら、一生を捧げてもいいと思うのも当然だろうと思いました。

H&Mやユニクロのような安いブランドだけが生き残る世界というのは、やはりありえないなと思います。

それにしても、まさか、毛皮のコートを見て胸熱になる日が来ようとは思ってもみませんでした。

ご興味があればぜひ!

★毛皮のコートは最高ですが、バッグもいい★

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